NFT・トークン

OpenSeaとは?使い方・NFTの買い方・売り方を完全解説【2025年版】

「OpenSeaって聞いたことあるけど、どうやって使うの?」

「NFTを買ってみたいけど、操作が難しそう…」

「手数料はどれくらいかかるの?」

OpenSea(オープンシー)は、世界最大のNFTマーケットプレイスです。アート、音楽、ゲームアイテム、コレクティブルなど、様々なNFTを売買できます。

この記事では、OpenSeaのアカウント作成から、NFTの買い方・売り方、手数料まで、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • OpenSeaとは何か、特徴とメリット
  • アカウント作成とウォレット接続方法
  • NFTの買い方・購入手順
  • NFTの売り方・出品方法
  • 手数料と注意点

▶ NFTの基礎知識は「NFTとは?買い方・売り方・始め方を初心者向けに徹底解説」をご覧ください。


第1章:OpenSeaとは

世界最大のNFTマーケットプレイス

OpenSeaは2017年に設立された、世界最大かつ最も歴史のあるNFTマーケットプレイスです。

項目 内容
設立 2017年
本社 アメリカ・ニューヨーク
累計取引量 300億ドル以上
対応チェーン Ethereum、Polygon、Solana、Base、Arbitrum など
取扱NFT数 8,000万点以上
月間ユーザー 100万人以上

OpenSeaの特徴

1. 圧倒的な品揃え

世界中のクリエイターが出品しており、アート、音楽、ゲーム、スポーツ、ドメインなど様々なジャンルのNFTが揃っています。

2. 複数チェーン対応

Ethereum、Polygon、Solanaなど複数のブロックチェーンに対応。特にPolygonを使えばガス代をほぼ無料で取引できます。

3. 無料でNFTを作成・出品可能

クリエイターは手数料なしでNFTを作成し、出品することができます(Lazy Minting)。

4. オークション機能

固定価格販売だけでなく、オークション形式での販売も可能です。

他のマーケットプレイスとの比較

マーケット 特徴 手数料 おすすめ用途
OpenSea 最大規模、多チェーン対応 2.5% 初心者〜上級者
Blur トレーダー向け、高速 0% 大量取引
Magic Eden Solana系に強い 2% Solana NFT
Rarible マルチチェーン 1% クリエイター向け

第2章:OpenSeaの始め方

必要なもの

  1. MetaMaskなどのWeb3ウォレット
  2. ETHまたはMATIC(購入する場合)

▶ ウォレットの詳細は「仮想通貨ウォレットとは?種類・選び方・おすすめを徹底解説」をご覧ください。

ステップ1:OpenSeaにアクセス

  1. ブラウザでopensea.ioにアクセス
  2. 必ず公式URLか確認(偽サイトに注意)

ステップ2:ウォレットを接続

  1. 右上の「Login」または人型アイコンをクリック
  2. 使用するウォレットを選択(MetaMaskが一般的)
  3. MetaMaskのポップアップで「接続」を承認
  4. 署名リクエストを承認(ガス代不要)

ステップ3:プロフィール設定(任意)

  1. 右上のアイコンから「Settings」を選択
  2. ユーザー名、メールアドレス、プロフィール画像を設定
  3. SNSアカウントを連携(任意)

第3章:NFTの買い方

購入方法は3種類

方法 説明 メリット
Buy Now 即購入 すぐに入手できる
Make Offer 価格交渉 安く買える可能性
Auction オークション入札 人気作品を入手

Buy Now(即購入)の手順

手順1:NFTを探す

  1. 検索バーでコレクション名やクリエイター名を入力
  2. 「Explore」からカテゴリ別に閲覧
  3. フィルター機能で価格帯やチェーンを絞り込み

手順2:NFTの詳細を確認

購入前に以下を確認しましょう:

  • 価格:ETH、MATIC、USDCなど
  • 認証バッジ:公式コレクションか確認
  • 取引履歴:過去の売買記録
  • 所有者数:希少性の指標
  • トレイト(特性):レア度

手順3:購入を実行

  1. 「Buy now」ボタンをクリック
  2. 購入内容を確認
  3. 「Complete purchase」をクリック
  4. MetaMaskで取引を承認
  5. 取引完了を待つ(数秒〜数分)

Make Offer(オファー)の手順

出品者の提示価格より安く買いたい場合は、オファーを出せます。

  1. NFT詳細ページで「Make offer」をクリック
  2. 希望価格と有効期限を設定
  3. WETHで支払い(ETHをラップする必要あり)
  4. オファーを送信
  5. 出品者が承諾すれば取引成立

購入時の注意点

  • ガス代を確認:Ethereumは高額になることがある
  • 十分な残高を用意:NFT価格 + ガス代
  • 公式コレクションか確認:認証バッジをチェック
  • 急がない:詐欺の手口に焦らされないよう注意

第4章:NFTの売り方

出品方法は2種類

方法 説明 おすすめ
Fixed Price 固定価格で販売 確実に売りたい場合
Auction オークション形式 高値を狙いたい場合

固定価格で出品する手順

  1. 所有するNFTの詳細ページを開く
  2. 「List for sale」をクリック
  3. 価格を設定(ETH、USDC、MATICなど)
  4. 販売期間を設定(1日〜6ヶ月)
  5. 「Complete listing」をクリック
  6. 初回のみ、署名(無料)が必要

オークションで出品する手順

  1. 「List for sale」→「Sell to highest bidder」を選択
  2. 最低価格と予約価格(任意)を設定
  3. オークション期間を設定
  4. 出品を確定

自作NFTを出品する(ミント)

OpenSeaでは、自分のデジタル作品をNFTとして作成(ミント)できます。

  1. 「Create」をクリック
  2. コレクションを作成(または既存を選択)
  3. 画像・動画・音声ファイルをアップロード
  4. 名前、説明、プロパティを設定
  5. 「Create」で作成完了
  6. 「List for sale」で出品

OpenSeaはLazy Mintingを採用しているため、作成時にはガス代がかかりません。実際に売れた時点でオンチェーンに記録されます。


第5章:手数料について

OpenSeaの手数料体系

種類 金額 説明
サービス手数料 2.5% 売上から自動的に差し引かれる
クリエイターロイヤリティ 0〜10% 二次流通時にクリエイターに支払われる
ガス代 変動 ブロックチェーンのネットワーク手数料

ガス代を節約する方法

1. Polygonチェーンを使う

Polygonならガス代はほぼ無料(数円程度)です。

2. ガス代が安い時間帯を狙う

一般的に、週末やアメリカの深夜(日本の午前)はガス代が安くなります。

3. 複数の取引をまとめる

承認やリスティングをまとめて行うとガス代を節約できます。


第6章:セキュリティ対策

よくある詐欺の手口

1. 偽コレクション

人気コレクションに似せた偽物が出品されています。

対策:認証バッジ(青いチェックマーク)を確認

2. フィッシングサイト

OpenSeaそっくりの偽サイトでウォレット情報を盗みます。

対策:URLを必ず確認(opensea.io)

3. 不審なエアドロップ

ウォレットに勝手に送られてくるNFT。触ると資産を盗まれる可能性。

対策:身に覚えのないNFTは絶対に触らない、非表示にする

4. DMでの勧誘

Discord、TwitterなどでのDM詐欺。

対策:DMのリンクは開かない

安全に使うためのルール

  1. 公式サイト以外からアクセスしない
  2. シークレットフレーズは絶対に教えない
  3. 不審なNFTやDMは無視する
  4. 高額NFTは別ウォレットで管理する
  5. 取引前にコレクションを調査する

第7章:OpenSea活用のコツ

効率的なNFT探し

1. ウォッチリストを活用

気になるNFTを「お気に入り」に追加して価格変動を追跡

2. 通知設定

特定コレクションの価格変動やオファーを通知で受け取る

3. フィルター機能

価格帯、チェーン、トレイトで絞り込み

お得に買うテクニック

  • フロアプライス(最安値)を狙う
  • オファーを活用して値引き交渉
  • ガス代が安い時間帯に購入
  • Polygonチェーンのコレクションを選ぶ

まとめ:OpenSeaでNFTを始めよう

  1. OpenSeaは世界最大のNFTマーケットプレイス
  2. MetaMaskを接続するだけで始められる
  3. Buy Now、Offer、Auctionの3つの購入方法
  4. Polygonチェーンならガス代をほぼ無料で取引可能
  5. 偽コレクションとフィッシング詐欺に注意

OpenSeaは、NFTを始める第一歩として最適なプラットフォームです。まずは少額のNFTから試して、操作に慣れていきましょう。


関連記事


※この記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

最終更新日:2025年12月

-NFT・トークン
-, , , ,